えっ?わたしの請求高すぎ!!
と叫ぶ人が最近多くなっている料金があります。
それはプラスXi割というドコモの割引方法です。
すでに持っているXiやFOMAの音声回線とセットに、データ回線のみルーターやタブレット、スマートフォンで使うことができるということで、パケット代がタブレットなら月額2839円(2980円)、それ以外のルーターなどで利用した場合には3791円(3980円)で、通常はXiデータプランフラットにねん5700円(5985円)の通信が利用できます。
さらに月々サポートにも対応しているため、月サポの多い機種を購入しプラスXi割を申しこめば、3円で利用可能だったという方も多いかと思います。
しかし、一番気をつけないといけないのは実は解約前なのです。
今回はプラスXiをつかいこなしている人でもついついハマってしまう落とし穴についてみていきたいと思います。
プラスXi割って何?
軽くプランの説明から、巷ではスマートフォンの節約術として噂のプランです。まずこのプランを組むためには2つの回線が必要です。1回線目はXiやFOMAの総合契約である音声回線の指定プラン、2回線目はXiデータプランフラットにねんといったデータ回線のプランが必要です。この2つの条件を満たせば、Xiデータ回線の利用料金がにねんプランだと、iPhoneやXiスマートフォンとの組み合わせは2839円(25ヶ月目までタブレット利用時)、3791円(それ以外)、FOMAのケータイやスマートフォンとの組み合わせは3731円となります。通常のXiデータプランフラットにねんは月額5700円ということで、2台でセットでプラスXi割を組めば、普通に2台持つよりも2000円から3000円近く安くなるというものです。
プラスXi割のメリット!?
このプラン、Xiデータプランフラットにねんが2839円や3791円で使えるのも安いですが、さらに月々サポートが適用されます。月々サポートは機種や購入時期、購入方法によって異なりますが、仮に月3000円以上といった高額の月々サポートがあった場合には、タブレット利用でプラスXi割を組んだ場合、月額のタブレットでの通信費が月々サポートで相殺され、ユニバーサルサービス料の3円だけでデータ定額の方のフラット回線が利用できます。今ではパケット代すべてを相殺できるような月々サポートの機種は少なくなりましたが、まだ3円で使い放題!という方法はやろうと思えばできます。月々サポートが多いXiスマートフォン機種へMNPをして、そのスマートフォンのプランをデータプランに変更することで高額な月々サポートをもつ回線を作ることが出来ます。音声プランからデータプランへの変更は現状のところ、二重課金に注意すれば、ほとんど手数料などもかからず変更でき、契約年数も音声契約時のときのままに引き継げます。
2年前の月々サポート増額時にMNPした人は要チェック!!
そしてここからが今回の主題です。およそ2年前、MNPをした場合には月々サポート50400円増額(月2100円増額)というとんでもないキャンペーンが行われていました。このキャンペーンの期間中はMNPをすると、通常の機種でも4000円前後の月々サポート、さらにはタブレットでは最大で5040円もの月々サポートがある機種もありました。その時に購入した方はそろそろ月々サポートが切れるころではないでしょうか。そしてそれと同時に更新月がやってきます。
ドコモの更新月は1日以外に契約した場合には、翌月が契約1ヶ月目となり、25ヶ月目が更新月となります。一方、2014年3月までの契約では月々サポートは当月から適用され、24回目の適用(契約期間23ヶ月目)で終了します。つまり契約期間24ヶ月目は月々サポートは終了しているので、まだ更新月の1ヶ月目の月は割引が受けられないということになります。
月々サポート50400円増額時にプラスXi割を活用し、3円回線を作っている人は、そろそろこの23ヶ月目に近いか、オーバーしているかという時期ですので、一度契約を確かめた方が良さそうです。そして23ヶ月目にはちょっとプランをいじってあげると安く済むかもしれません。(この注意喚起の記事を2月中に書く予定でしたが間に合わなかったので今気付いた方は申し訳ありませんでした。)
プラン変更は23ヶ月目がポイント?
プラスXi割を少しでも安く解除し更新月をむかえる方法は、月々サポートが適用される23ヶ月目の間に「24ヶ月目からXiデータプラン2にねん(月額2381円)」へのプラン契約の予約を151やドコモショップで行うことです。そうすれば、月々サポートが適用されている間に、一番幸せにプラスXi割を解約できたことになります。
ただし、23ヶ月目にパケットプランの変更予約を入れる方法では24ヶ月目から更新月までパケット定額を一切使わない(通信をしない)ことになるので、24ヶ月目も高くなっていいからフラット回線が使いたいという方は、24ヶ月目に25ヶ月目(更新月)のXiデータプラン2にねんへのプランへの変更予約をしてください。
仮に更新月までXiデータプランフラットにねんのままで継続をし、更新月に解約をすると、たとえ1日しか使っていなくても満額のXiデータプランフラットにねん(5700円)が請求されるので、更新月に解約をするつもりであり、通信を一切しない予定であれば前月中に日割りの効くXiデータプラン2にねん(2381円)への変更をおすすめします。なお、解約手続きにはドコモショップへの来店が必要です。
最後は必ず高くなるプラスXi割の罠!!
ここまでうまくいったようにみえても、プラスXiの罠はこのプラスXi割を解除したいと思った瞬間、23ヶ月目や24ヶ月目にプラン変更の予約した瞬間に訪れます。それは、Xiデータプランフラットにねんからのプラン変更の申し込みをした時点で、当月にさかのぼってプラスXi割の適用外となってしまうという点です。
例えば、2012年の4月(1日以外)にMNPで購入しプラスXi割の対象としている回線があったとしたとき、月々サポートの24回目は2014年3月(23ヶ月目)で終了します。2014年4月は一切の割引なし、2014年5月は更新月です。そのとき、上記の方法で一番安く更新月まで維持するなら、3月中に4月からのXiデータプラン2にねんへの変更予約をしなければなりません。しかし、たとえ3月1日でも3月31日でもXiデータプランフラットにねん以外の料金への変更を予約した際には、3月中はプラスXi割の対象となるプランであったとしても、2月分でプラスXi割の割引が終了します。
つまり、絶対にプラスXi割は解除する際には、Xiデータプランフラットにねんの満額の料金5700円がかかります。使っている間はとても安いプラスXi割ですが、最後は利用料金が高くなるという罠があるということです。今のところ回避方法はありません。
プラスXi割、今後この最後はたかくなるという点を改善していってほしいと、安く使わせてもらっている身ではあるのですが思います。これまで何回か質問したことがありますが、ドコモのシステム上、入力するとそうなるという説明しか受けたことはありません。少しでもユーザーから通信費を取りたいと思われても仕方ないような仕組みになっているプラスXi割の解除時のものでした。
そろそろ、2年前に購入した月々サポートマシマシの回線をお持ちの方も多いかと思いますが、せめて更新月までフラット契約つけて、数日しか使ってないのに満額の料金をとられてしまったとか、更新月を勘違いしてて過ぎちゃったということがないように十分気をつけて、今後のスマートフォン回線戦略に思いを巡らせてください。
コメント
プラス割の解約で調べていましたらこちらに辿り着きました。
先日主回線のXiからFOMAに契約変更とタブレットのプラス割の解約でYahoo!の知恵袋に投稿いたしました。
大変不躾なお願いとなりますが下記リンクで内容をご覧いただき何かアドバイスをいただければと思います。来月動かないといけないので内心焦っておりますがお時間ございましたらよろしくお願いします。
http://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q14149266314
データプランに定額(データパック)付けない場合は、これまでの料金との二重請求となるそうです。遡り適用でドコモ側が損しないようでしょうね。7GB以上使ってパケット追加した上で変更した猛者も居たようですので。
変更した月はプラスXiも遡り解約となるので、Xiデータプランフラットにねんの満額にデータプラン(ルータ)なので5700+1200=6900になってしまいます。
それでも更新月に通信する事無く解約ならばこの方法が安くすむみたいですが(放っておくと3791+5700=9491円、変更しておくと8100円)、差額が微妙なので更新月も通信した方が良いのかなと悩みます。
満期月にデータプラン(スマホ/タブ)1700円に変更し(spモード、データパックは契約しません)、翌月(解約月)に解約して1700x2=3400円でした。
(正確にはこれに消費税や満期月のSPモードとdocomo wifiの日割り分などが追加されます)
1度だけ?データプランフラット2年から上記プランへの契約変更が月初にさかのぼって変更され、それまでの通信量もリセットされる、という仕組みを利用したものです。満期月の契約変更日前日まではフラットで普通にデータ通信してもリセットされ、データパックを契約しなくともそれまでの通信量に対する課金はありません。
もちろん、契約変更後は通信しない前提です。
ただデータパックを契約しないので満期月のdocomo wifi永年無料キャンペーンが適用されなくなるため、docomo wifiを使わないなら満期月より前に解約しておいた方がよいかも。
落とし穴があるからこそおいしい条件が存在する仕組みです。
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