3月向けの記事はこちら。
http://haijin.net/archives/51383623.html



新しいスマートフォンが安く欲しいという人は世の中の10人が10人だと思います。

 

そしてその中で今のキャリアメールアドレスをそのまま使って、なおかつ面倒くさくなく購入したいという方が10人中5人だと思います。

 

そしてその中でもすでにMNPのプロの2人を除いて、10人中3人を対象とした人向けに書いているのが今回のブログになります。

 

様々な大手のニュースサイトでMNPについて書かれていたりしますが、内容が薄かったり注意点が書かれてなくて、料金プラン必死系の自分としてはブチ切れしそうだったので、今回この記事でいろいろな注意事項を含めて書いていきます。 最近よく、大手記事を含めて、MNP優遇はやめて既存契約者を大事にしろと言っている人が多く見られますが、実際は逆にMNPを優遇していく形の方がそれぞれのキャリアごとの競争がなされ、利用料金が安くなったりサービスの質が向上するなどメリットが大きいと経済的な視点から見ても望ましいと私は思っています。 既存契約者を優遇しろという声をあげていらしゃる方は、メールアドレスが変更したくない、家族通話が無料にならないとかそういうユーザー側のエゴなので、その辺の管理が徹底されていない証拠でもあります。その辺の管理をしっかりしているユーザーがMNPでそれなりの恩恵を受けるのは当然のことだと思います。

 

 

 

MNPはというと、2年に1回以上更新月にMNPすれば、安くスマートフォンが使える!割引額が増額、 本体代金が数万円割引、毎月の基本使用料が無料、iPadなどが実質無料で貰える、などなどMNPには結構多くの特典が準備されています。


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ということで、今回は今日から使える賢いMNP戦略について方法をみていきましょう。

 

 

 

まずはMNPに関する料金的な注意事項から

 

 

1.   MNPは結構な初期費用がかかる

単純にMNPをする場合でも、更新月以外は解約金(違約金)9975円、MNP転出手数料2100円が現在の転出元のキャリアに支払うことが必要で、さらに新しく転入するキャリアに新規契約手数料の3150円の支払いが必要です。つまり更新月以外には約15000円の初期費用が必要となります。しかし、MNPした場合には15000円以上の割引特典はそれぞれのキャリアで準備されています。

 

 

2.   MNPする前に、受けている割引などは一切無くなるが、本体代金の割賦は無くならない

結構、勘違いしている人が多いのが、この割引が無くなるということ。前回の機種変更の注意ポイントで説明したような実質価格表記で本体を分割購入した場合、実質価格は本体代金から24回の割引の総額を引いた額なので、この期間中にMNPをしてしまった場合には、もちろん以後の割引などは受けることができなくなります。つまり、本体代金が残っている場合には、その割引を受けることが出来ずに本体代金を支払わなければならないということです。例えば8万円の本体代金のスマートフォンを購入し、割引が2年間で8万円受けることが出来る、このような実質0円の契約を結んでいる場合に1年後にMNPしてしまった場合には、残り4万円の割引を受けることは出来ず、本体代金の4万円をまるまる支払わなければなりません。

 

 

3.   MNPする月の月額料金に注意

MNPする場合には、1ヶ月間に2つのキャリアの利用料金を重複して支払わなければならない可能性あります。例えばD社からA社へMNPする場合に、15日にMNPをしたとしてもD社は1ヶ月分の利用料金、A社は転入の日から月末まで日割りになるなど、それぞれの使用状況やキャリアによりいろいろなパターンがありますが、現実的には多かれ少なかれ月額料金の二重課金になってしまう場合が多いです。MNPするときは、1ヶ月目の月額料金は2つのキャリアに払うから高くつくと覚えておいてください。

 

 

4.   MNPするときの月の毎月の割引に注意

これはパケットフラット定額などに付随して、毎月割や月々サポート、月月割といった割引を受けている人が対象となりますが、MNPする月にはこれらの割引は適用されません。つまりMNPする月だけはこういった割引なしの金額となり、だいたい利用料金が1000円から2500円前後高くなる計算になります。

 

 

5.   MNPする際、最後の月の家族割に注意

この項目で注意する対象として、現在はauだけですが、家族間通話無料というのがそれぞれのキャリアで当たり前のようになっています。しかしauだけはMNPで転出する月に限り、この家族間通話無料は適用されません。もしもMNPの転出する月に家族間で通話をいっぱいすると無料ではないので、かなり高額な料金が後日請求される可能性が高いです。MNPする月の家族間通話にはauの場合には相当な注意が必要です。タダより高いものはないという感じがこのauの罠です。

 

 

とりあえず、ここまではMNP関連の料金に関する注意事項で思いつくものをざっとあげてみました。気をつけて欲しいのは、貰える割引以上に、MNPに伴い支払う金額がオーバーしては何のためにMNPしているのかわからないということです。スマートなMNPが実現出来るように常に頭に入れておきたい料金項目でした。

 

 

次はMNPに伴うサービスのあれこれをみていきましょう

 

 

6.   MNPのときに移行出来るのは携帯電話の番号だけ

MNP移行で問題になるのは(なっていたという方が正しいのかも)、新しくキャリアに引き継ぎが出来るというのは電話番号だけで、メールアドレスやキャリアで購入したコンテンツやサービスは引き継ぎが出来ないということです。

一つこのMNPに関する話として、個人的に笑ってしまったのは、娘のソフトバンクでの学割がauMNPしても問題なく引き継がれると思い込んでいるおばちゃんが店員さんに詰め寄っていたことです。さすがにここまでMNPに理解がないと店員さんもかわいそうです。

とはいえ、Gmailでスマホでもパソコンでもメールが確認できるので正直キャリアメールなんてほぼ必要がなかったり、LINEの普及でそもそもメールなんてしないやということが多くあります。そのうち携帯電話番号すら必要ないってことになるのでしょうか。というかなりそうです。

 

 

7.   LINEの移行手続きが必要

MNPするときに忘れてしまっては、これまでの積み上げが絶望に変わるのがLINEの端末変更手続きです。機種変更やMNPをする過程でメールアドレスなどの登録をしておかないとアカウントの引継ぎができません。意外と最近、機種変更やMNPをするときに移行手続きを忘れて、泣いている人がいたのでここでも紹介しておきます。

 

 

8.   家族間でのキャリア違いは早めに直すべき?

家族間での通話無料だから、家族で同じキャリアを持つというのがこれまでの当たり前でしたが、個人的にはこれが今まで家計の携帯電話の料金が下がらないという原因の多くの要因でもあったと個人的に思います。携帯電話の料金を安くし、さらに満足行くスマートフォンの運用を目指すなら、個々人の使用状況に注目し、自分が一番通話する人と同じキャリアにして、通話定額オプションをつけるというのが一番通話をしても安く済むということです。一番よく使う人が家族なら家族間で同じキャリア、友達なら友だちと同じキャリア、恋人なら恋人と同じキャリアがおすすめです。家族で同じキャリアじゃないと駄目っていうのは古い考え方で、自分の一番通話する相手を考えると別キャリアになるけど、家族とも時々電話するから困るなら、月1000円以下で持てる新規一括0円の家族用の携帯電話を1台準備しておけば問題ありません。

ちなみに自分の家族は、母親 au iPhone4S(通信用フラット)、ドコモガラケー(無料通話+メール)、妹 ドコモスマートフォン(フラット+指定通話) 自分 auiPhone5(音楽プレイヤー用フラット) ドコモスマートフォン(テザリング用フラット)ドコモスマートフォン(定額通話用)ドコモガラケー(無料通話電話用) 父親 携帯は所持なし という構成ですが、合計で月額1万円ほどしか支払っていない気がします、パケット通信も家族間通話も無料通話も完璧な布陣です。ちなみにソフトバンクを持っていないのは実家では雨戸を閉めると圏外だからです。

 

 

最後にMNPで気になる特典について考えていきたいと思います。(1月現在です。)

MNPの特典ってどんな条件がいいのか、乗り換えたいのですが得するにはどうすればいいのですか? などこんなくだらないブログ書いていると聞かれたりするのですが、正直、その人の料金プランとかを把握しないと答えられないし、そしてそれを考えるのがかなり面倒なのでここで書いていきたいとおもいます。

 

 

9.   ドコモのMNPの時の割引って?

ドコモの場合には基本使用料は機種変更、新規、MNPでも780円が1年間無料(約1万円)になります。さらに毎月の割引として貰える月々サポートが機種変更の場合などと比べて、3万円から4万円増額されており、さらにキャンペーンをやっているお店ではMNP3万円から5万円ほどの割引を受けることができます。これからを計算すると単純計算で、割引は7万円から10万円ほど割引がされるはずです。

 

 

10.        auMNPの時の割引って?

剛力綾芽のCMでお馴染み女子割・男子割というのがMNPをしたときの代表的な割引です。これが基本使用料980円が2年間割引になります。(23520円)

さらに最近でキャンペーンを行なっているお店によっては、auiPhone5へのMNP1万円から2万円の割引、さらにAndroidへのMNPでは3万円の割引などを実施しており、約4万円から5万円の割引を受けることがMNPでは可能だと思います。

 

 

11.        SoftBankMNP時の割引って?

お犬様がムカつくようなCMが時々流れますが、購入時にお父さんグッズがもらえたりします。さらにスマホタダ割で特典が選択できます。ホワイトプラン2年間タダ+SoftBank5280ポイント、iPad mini 16GB 実質0円 SoftBankポイント28800ポイントの中から1つ選べます。気をつけたいのがこれは2年間使った場合の特典で、iPadを選択する場合には途中で解約すると1200円を24回で分割した残りの金額がかかりますのでここだけ注意が必要です。SoftBankの場合には、28800円分の割引を受けることが可能です。最近ではSoftBankiPhone5への乗り換えで2万円から3万円の割引などをやっているところがあるので、約4万円から5万円の割引がMNPでは可能といっていいのでしょうか。

 

 

ここまで見てきましたが、やっぱり見た目ドコモが一番割引が多いような気がしたりしなかったりしています。やっぱり出来るなら割引額の多いキャリアにMNPするのが一番オトクですよね。去年の今頃はauでしたが、今年はドコモですね。

 

 

12.        じゃあ、MNPってどうしたらいいの?

MNPする際には、今使っているキャリアでMNP予約番号を発行する必要があります。この10桁の予約番号がないとMNPできません。この番号の発行の時点では解約の手数料など一切かからないので、いい条件とかがあったらMNPしたいなーって方は予め取得しておくとあとから面倒ではないと思います。またこの番号は有効期限が当日を含め15日間と約2週間あります。その後は番号は無効になりますが、解約されるなどもなく今ある契約はそのままです。手数料や解約金などが発生するのはMNPが完了したあとのことです。

ということで、MNP番号を取得するには一番簡単にやりたい場合には、キャリアショップの窓口にいって「MNPしたいので予約番号をください」といえばあとは慣れた手つきで確認事項などを経て、手続きが進んで最後に番号を書いた紙を貰えるはずなので、あとはこの紙をもっていけばOKです。またショップに行くのが面倒というのなら、電話ですることも可能です。それぞれドコモなら151auなら157SoftBankなら157で自動音声からナンバーポータビリティの予約番号の発行を選びオペレーターの人につながるので確認事項を経て注意事項の音声が延々と流れたりするので、それをじっと耐えるとオペレーターの人から番号を言ってもらえるので、それをメモなどしましょう。非公式ですがこのときちゃんと使っていたりすると引き止めのポイントが貰えるかもしれません・・・。でも、MNPが一番オトクですけどね。

 

 

 

ということで、以上、MNPについてみてきました。5000字以上に渡るこのMNPのポイントなど満足していただけたでしょうか?このブログ自体、わかりにくいという批判を多くいただくので注意事項も基本的なものを並べて誰でもわかりやすく理解できるようにしてみました。

もちろん、この記事を読んでわからなかったり、損をするようなことがあれば、大きな声はあげず言われるがまま、MNPはせず流されるままにスマートフォンを使っておいてください、たぶんそれがあなたにとっての適正料金ということです。ちなみに、料金プランなどが苦手な人でも私にお昼ごはんを食べさせてくれたら、喜んでMNPに協力するのでお声掛け下さい。きっとそれくらいの価値があるはず・・・ですと声をあげていえるくらいになりたいものです。

 

 

今年も去年以上に日々進化するはいじんあんどしぃーくをよろしくおねがいします。
あなたのスマートフォンライフにさらに身近になる切り口のサイトを目指します。