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    「いつか、あたりまえになることを。」
    という書き出しでHPがはじまる会社はNTTドコモです。
    そして今日、ドコモから新料金プランが発表されました。
    携帯料金4割削減という、期待の高まる発表でしたが、そこでユーザーを待ち受けていた運命は・・・


    giga


    料金プランは2種類が準備されました。
    これまでのように基本料金、データ料金、ISP料金の3つ合計でのプランから、ギガホやギガライトという中に全部込みの価格となりました。このあたりはデータプランの基本料金が是正されたのではという一部声もありますが、果たしてシンプルになったけども安くなったのかというのはこれからの見極めが必要かもしれません。
    単純に変わったところといえば、シェアパックでこれまで家族で同じ容量をシェアしていたところから、1人ずつのプランとなったという点になります。シェアパック導入時にも言われていましたが、はやり家族で分け合うモデルというのは価格としての納得感がなく、家族であっても使った容量と金額負担の不公平性が潜んでいたのかもしれません。家族でパケットの責任を負う時代から、個人でパケットの責任を負う時代へと平成から令和へのバトンパスです。

    https://www.nttdocomo.co.jp/charge/promotion/gigaho_gigalite/?icid=CRP_TOP_mainPR_2019-0038_01


    ギガホプラン(1〜6の適用)
    料金プラン 1回線あたりの料金 割引額備考
    (1)ギガホ6,980円
    (2-a)みんなドコモ割(家族2回線)-500円適用時 aかbのいずれか適用
    (2-b)みんなドコモ割(家族3回線以上)-1,000円適用時 aかbのいずれか適用
    (3)ギガホ割-1,000円最大6ヶ月間割引
    (4)ドコモ光セット割-1,000円ドコモ光ミニは割引率が異なる
    (5)はじめてスマホ割-1,000円最大12ヶ月適用
    (6-a)5分無料オプション(通話)700円適用は任意
    (6-b)かけ放題オプション(通話)1,700円適用は任意


    ギガライト(1〜5の適用)
    料金プラン 1回線あたりの料金 割引額備考
    (1-a)ギガライト 〜1GB2,980円abcdいずれか適用
    (1-b)ギガライト 1〜3GB3,980円abcdいずれか適用
    (1-c)ギガライト 3〜5GB4,980円abcdいずれか適用
    (1-d)ギガライト 5〜7GB5,980円abcdいずれか適用
    (2-a)みんなドコモ割(家族2回線)-500円abいずれか適用
    (2-b)みんなドコモ割(家族3回線以上)-1,000円abいずれか適用
    (3-a)ドコモ光セット割(1〜3GB)-500円ドコモ光ミニは割引率が異なる
    (3-b)ドコモ光セット割(3〜7GB)-1,000円ドコモ光ミニは割引率が異なる
    (4)はじめてスマホ割-1,000円最大12ヶ月適用
    (5-a)5分無料オプション(通話)700円適用は任意
    (5-b)かけ放題オプション(通話)1,700円適用は任意

    という具合でそれぞれの料金プランでそれぞれの自分の適するパーツを選択するような組み立て方になります。最高の組み合わせだと6ヶ月間、ギガホプランは最大2,980円、ギガライトプランは最大980円にまで落とせます。ただし多くの人はせいぜいファミリー3回線組み合わせた、30GBのギガホプラン4,980円(6ヶ月後5,980円)が一番安く見えてしまうようになるのではないかと思います。
    段階制の最大7GBのプランも5,980円、30GBのプランは6,980円、価格差もほとんどなく、またギガライトプランは7GB超過後は最大128kbps、ギガホプランは30GB超過後も最大1Mbpsの通信速度ということで、使い終わったあとの速度が雲泥の差です。この1Mbpsが出るとでないのとではかなり違うということがあるので、一概に安いのが正義ともいえないです。

    毎月の割引面がこのプランではなくなってしまうので、これまで受けてきた月々サポートやdocomo withのサービスの適用をうけることができなくなってしまいます。
    端末分離、この料金で本当に適用するのということですが、私の家族の場合はなぜか新料金プランは高くなる状況です。ひとつ基準を示すのであれば、シェアパックをうまく家族で使っている人は一概に高くなるというのが今回の料金プランです。

    5Gがはじまる今、段階制の7GBの容量が一つの指針となるのか?それとも30GBが一つの指針となるのか、今後も快適なスマートフォンライフが送れるようにドコモのプランを見守っていきたいと思います。

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    格安SIM、格安スマホでこれまで順調に下がってきたMVNOの価格ですが、一転、値上げの立場に立たされています。8月からドコモがMVNO向けに提供しているSIMカードについて、これまで定められていなかった費用が394円徴収されるようになったようです。

    https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/corporate/disclosure/mvno/business/gaiyou.pdf

    ドコモのMVNO向けの資料によると、確かに「USIMカードの貸与に係る費用」
    ということで、394円(税別)の設定がされています。


    pdf



    それに伴って、 初期費用などの値上げが各MVNOで始まりつつあります。
    ソラコム。
    IOT向けのMVNOとのことから、ユーザーのデータ量も少なく、月額料金も初期費用も抑えめで運営してきたということだが、吸収しきれない費用として、394円をユーザー費用として転嫁したとのこと
    記事のURLの一部分が悲痛な叫びのように聞こえます。
    弊社では、8月1日お申し込み分より日本向け Air SIM の初期費用の初期費用について SIM 発行手数料(394円/回線・税別)を新設し、従来の初期費用(契約事務手数料:560円/回線・税別)に加算させていただく料金改訂を実施させて頂くこととなりました。
    https://blog.soracom.jp/blog/2016/07/27/initial-cost/


     そして、So-netも394円をSIMカード準備料として・・・・
    ここに「SIMカード準備料」新用語が爆誕しました。
    サービスお申込時にSIMカード準備料を請求させていただくことになりました
    http://www.so-net.ne.jp/info/2016/op20160801_0036.html

     
    さらには橋本環奈のU-moeileも初月料金に加算されるとのことで・・・。
    SIMカードの発行手数料として、ご利用開始月に394円お支払いいただきます。
    https://umobile.jp/service/sim/fee/


    まだ、多くのMVNOで態度を保留している段階のようですが、順次この394円を申し込みの初期費用以外にプラスして、ユーザー転嫁していくという流れに変わっていくものだと考えられます。月額費用が非常に安い現在のMVNOで、この394円はかなりの金額で現在の企業努力ではそこまで吸収できるとは思えません。
    ただし、この394円というのは、MVNO自体が取る利益というものでもなく、直接ドコモへと流れるお金になるため、普及し始めた今に費用を請求するのかという、いかにもドコモらしいお金の取り方ではないのかということが伺えます。仮にMVNOが100万回線新規にSIMを発行した場合には、これまでの回線費用等に加えて、MVNO全体から、約4億円程度の上乗せになると考えられます。高いMNOの料金から逃れるために、MVNOを利用する方にとっては、最初の費用でドコモにお布施するというのは、いかにも皮肉で納得いかないことになるかと思います。
    MVNOへの新規加入を考えるなら、値上げの態度をまだ示していないところであれば、400円程度節約になるかもしれませんのでお早めに。
    Amazonでも初期費用の申し込みパッケージの値上げがちょっとずつ始まっているようなので、キャンペーンなどを利用して、今のうちに気になるMVNOには加入しましょう。(MVNOの格安SIMマニアの方は特に・・・)

    これまで下がり下がってきたMVNOのハードルと料金ですが、最初の初期費用394円、今年は一転、値上げのトレンドとなっており、これから先、さらなる394円をめぐる競争、そしてさらなる業界の進化が問われているのかもしれません。

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