ケータイ料金で一番高くなるのは、新規で加入したり、機種変更したりした最初の月の料金だったりします。特にMNPした場合には、前のキャリアの料金と転出先のキャリアの料金が二重にかかってきて、1ヶ月後すごい請求額に驚いた方も少なくないのではないかと思います。さらに新規手数料や転出手数料だってばかになりません。
新規契約時におけるパケット定額サービス等の日割り適用開始について
そしてこれまでこういった新規加入時に不公平感があったドコモの料金に関係する適応タイミングの改定が4月始まります。
「パケット定額の日割り」
これが今までドコモで自分が一番気にかかってきたことですが、ついに少しばかり不公平性がなくなる方向へ向くようです。今回はこのドコモのパケット定額の日割りについてみていきたいと思います。
プレリリースがくっそわかりにくいので、3月31日までと4月1日以降の部分で変わる部分を簡単にみてみます。
◆変わる部分
- 新規契約の場合、Xiパケット定額、Xiデータプラン、Xiカケ・ホーダイなどの定額料が日割りになる
- プラスiPhone割、iPhone Xiカケ・ホーダイ半額キャンペーン、プラスXi割、Xiデータプランライト割の割引額も日割りになる
- 購入機種に応じた利用額割引の月々サポートは購入月の翌月の利用料金より適用になる(当月適用ではなくなる)
- 割賦購入の際の分割支払金も購入月の翌月の請求より請求開始になる
- FOMAからXiへ契約変更される方はXiパケット定額サービスの定額料のみの適用
上記の変更でどの辺がメリットなのか、デメリットなのかをさらに噛み砕いていきます。
◆メリットは?
- これまでは1ヶ月の期間中に、Xiパケホーダイフラットなどのフラットの定額を選択すると、月初めの1日に契約した人も月末の31日に契約した人も同じ定額料が取られて不公平でした。それが日割りが開始されると1日に契約した人はまるまる1ヶ月分の定額料、31日に契約した人は1日分の定額料で済むことになり、パケット定額制だけで考えると不公平感は解消されます。
- 更新月までに月々サポートの24回を期間の不足なく満額受けることができることができるようになります。例えば今回の月々サポートが翌月適用となることは、2014年4月2日-30日以降に契約の場合には、2014年5月-2016年4月が月々サポートを受けることが可能な月となります。そして2016年5月が25ヶ月目の更新月です。これまでは初月から月々サポートが適用されていたので、1日に契約した人も月末に契約した人も同じ額の月々サポートでした。1ヶ月間も使っていないのに割引の回数は減り、そして24ヶ月目は割引が一切受けることが出来ない事象が解決されます。
これまで
2014年4月2日契約(更新月2016年5月) 2014年4月から月サポ開始-2014年3月に月サポ終了
これから
2014年4月2日契約(更新月2016年5月) 2014年5月から月サポ開始-2014年4月に月サポ終了
◆デメリットは?
- パケット定額に日割りになった分として、月々サポートの適用が契約翌月になったという点があげられます。仮に4月2日などの月初めに契約を行った場合にはその月は割引を一切うけることができないため、日割りのパケット代金ながら、初月の料金が高くなります。
- 月々サポートの24回受けることのできるタイミングが1回あとにずれたため、割引終了まえに機種変更や解約、他社へのMNPを行った場合には、これまでより1回分割引を受ける回数が少ないままに月々サポートが終了します。
ということで、4月から変わるパケット定額の日割り、月々サポートの翌月からの適用についてみてきました。これまでは月初めに契約した方が月々サポートの関係上、安かったドコモですが、4月からは月末に契約したほうが結果的に安いということになります。これでほぼauと同じ料金の適用タイミングになりました。
みなさんもぜひ購入する時は、契約時の月の料金、そしてトータルでの料金を考えて少しでも安く済むように工夫をしてみてください。ちなみにわたしは一生、31日に無断で料金プランを書き換えて、フラット定額を組んだドスパラを許しません。
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